MUKU-DATA  栃一枚板 天然乾燥材 プレナー仕上げ済


55年生きてきて学生時代に恩師との出会いで人生に大きく影響を受けた・・という経験が残念ながらない。
ない。というよりは若い頃は気づく力が足りなかったんだろうし、
むしろ社会人になり材木を通じて出会った先生たちとお話する中で
あぁ・・学生時代にこの先生に出会っていたら、もしかしてオレの人生も
もっと違った展開があったかもしれないなぁ・・と思った事はあるが、
それは年を重ね、少しだけ聞く力、理解できる力が備わってきたから
今ごろになって、漸くそう思えるのかもしれない。
そんな中で小学1~2年の担任だった女性教諭の何気ない授業中の一言だけが
未だに残っていて、その時、そうだなぁ・・と納得して実行しなきゃと思った言葉が
「それぞれの人の良い部分をみつけなさい」っていう一言

これは人にも木にも本当に当てはまる言葉だなぁ・・と思う。
木の欠点を上げたらキリがない。
大きな大木の一枚から欠点を取り除き、カットして良い部分だけを残し
人の手で作られた銘木。
銘木と言われる木も、本来はどこかに材木業界では欠点と言われる部分があったはずなのだが・・
その部分を切り落とし、隠し、無くしてしまう。
どこかこの銘木の仕立て方と、人も似ている部分があるようにも感じたりする。
人も木も本来は個性の塊。
1本の丸太からの共木の兄弟姉妹でもそれぞれに個性がある。

この1本の丸太から製材された栃の板を見ながら
K先生の言った「良い部分を見つけなさい」って言葉を思い出した。



左:202104栃一枚板③ 1850 630-590-570 t68mm 天然乾燥材 プレナー加工済






右:202104栃一枚板④ 17000 690-620-600 t70mm 
  天然乾燥材 プレナー加工済 SOLD OUT 群馬県S様







左から2枚の栃①、②に関してはこちら➡ 栃の一枚板たち